AIツールが話題になり始めた頃、周りが便利に使っている様子を見ながらも、私はしばらく手を出せずにいました。使いこなすのが難しそう、結局手直しが必要で二度手間になるのではという不安が先に立ち、なんとなく敬遠していたのです。
ある時、締め切りに追われて余裕がなくなり、藁にもすがる思いでAIツールを試してみたところ、想像していたよりずっと実務に役立つことに気づきました。今回はその経験を振り返りながら、実際の使い方と注意点をまとめます。
敬遠していた理由と、実際に使ってみて変わったこと
使う前の私は、AIに任せると自分らしさがなくなるのではと考えていました。しかし実際に使ってみると、AIが得意なのはたたき台を作ることであり、そこから自分らしく仕上げていく作業は変わらず必要だと分かり、不安は徐々になくなっていきました。
実際に取り入れている活用場面
記事構成の下書きに使う
テーマを伝えて構成案のたたき台を出してもらい、そこから自分の経験や意見を加えて肉付けするようにしています。ゼロから構成を考える手間が減り、作業の出だしが格段に楽になりました。
文章の見直しに使う
読みにくい箇所や誤字脱字のチェックに活用し、最終判断は自分で行うようにしています。あくまで確認の補助として使う位置づけです。
アイデア出しに使う
行き詰まったときに複数の切り口を提案してもらい、その中から自分に合うものを選ぶようにしています。一人で考えていると同じような発想しか出てこないところを、AIが提示する切り口をきっかけに視野が広がることがよくあります。効果が大きいと感じている場面です。
使ってみて気づいた注意点と道具としての付き合い方
便利さを感じる一方で、AIが出してきた内容をそのまま使うことには慎重になるべきだとも感じています。事実確認が不十分な情報が含まれることもあるため、必ず自分で裏付けを確認する作業は欠かせません。また、文章の雰囲気がAIらしい表現のまま残っていると、読者に違和感を与えてしまうこともあるため、最終的には自分の言葉に書き直す工程を必ず入れるようにしています。AIにはあくまでたたき台を作ってもらう位置づけで依頼し、出てきた内容は必ず自分で事実確認を行い、文章表現は自分の言葉・自分の体験談に置き換えて仕上げる。使う場面も時間がかかる作業に絞り、すべてを任せきりにしないようにしています。この使い分けを意識するようになってから、作業時間が短縮されただけでなく、AIが出した案をきっかけに自分では思いつかなかった視点に気づけることも増えました。AIツールは万能ではなく、あくまで作業を助けてくれる道具の一つだと今は捉えています。任せきりにするのではなく、自分の判断と経験を軸にしながら、うまく付き合っていくことが、フリーランスとして長く仕事を続けていく上でも大切だと感じています。
| 作業場面 | AIツールの使い方 |
|---|---|
| 記事構成の下書き | たたき台を出してもらい自分で肉付けする |
| 文章の見直し | 誤字脱字チェックに活用し最終判断は自分で |
| アイデア出し | 複数の切り口から自分に合うものを選ぶ |
まとめ
- AIは「たたき台」を作る道具として捉えると使いやすい
- 出てきた内容は必ず事実確認を行う
- 文章表現は自分の言葉・体験談に置き換えて仕上げる
- すべてを任せず、時間のかかる作業に絞って活用する
まずは行き詰まったときのアイデア出しから、気軽に試してみてください。

