副業でライティングの仕事をしていたところ、ある日、初心者向けにブログの始め方を教えるセミナーの講師をやってみないかと声をかけていただいたことがありました。正直、人前で話すのは得意ではなく、最初は即座に断ろうと思ったのですが、新しい収入の柱になるかもしれないという気持ちが勝り、思い切って引き受けることにしました。
引き受けたはいいものの、そこから登壇までの準備は想像以上に大変で、当日は今でも覚えているくらい緊張しました。今回はその経験を振り返りながら、これから挑戦したい方に向けて感じたことをまとめます。
準備段階で直面した壁
まず苦労したのは、何をどこまで話せばいいのかの線引きでした。自分にとって当たり前の知識でも、参加者にとっては初めて聞く内容かもしれないし、逆に簡単すぎるかもしれない。相手のレベルが見えない中で資料を作るのは、想像以上に難しい作業でした。主催者に事前に参加者層をヒアリングし、伝えたいことを全部詰め込まず1テーマに絞って深く話す構成にし、実際に声に出して通しリハーサルを行い時間内に収まるか確認しました。この通しリハーサルは特に効果的で、頭の中でシミュレーションするだけでは気づかなかった話が長くなりすぎる部分に、声に出してみて初めて気づけました。
当日、実際に感じた緊張と対処
冒頭は台本を用意しておく
当日は開始直前まで手が震えるほど緊張していました。最初の自己紹介部分は一言一句を紙に書いて練習しておき、緊張しやすい冒頭はあえてスライドを見ながら話す構成にしました。
徐々に参加者の反応を見る
参加者の顔が見えると余計に緊張が増すタイプだったので、最初の数分だけは資料の画面に視線を集中させ、話が進んで慣れてきたところで少しずつ参加者の反応を見るようにしました。
質疑応答は完璧を求めない
質疑応答の時間は「分からないことは後日フォローします」と伝え、その場で無理に完璧に答えようとしないと決めておきました。想定外の質問が来ても過度にパニックにならずに済んだのは、この心構えのおかげです。
登壇後、参加者から「分かりやすかった」という感想をいただけたときは、それまでの緊張が一気に報われた気持ちになりました。人前で話すことへの苦手意識は今も完全には消えていませんが、準備さえしっかりすれば乗り越えられるという実感を得られたのは大きな収穫でした。終了後は参加者からのアンケートや感想を必ず振り返り、次回の改善点にするようにしています。
| 準備で意識したこと | 実際にやったこと |
|---|---|
| 参加者のレベル把握 | 主催者に事前に参加者層をヒアリング |
| 話す内容の絞り込み | 1テーマに絞って深く話す構成に |
| 時間配分の練習 | 通しリハーサルで時間内に収まるか確認 |
まとめ
- 参加者のレベルを事前にヒアリングしてから資料を作る
- 通しリハーサルで時間配分と話の長さを確認する
- 緊張しやすい冒頭部分は台本を用意しておく
- その場で完璧に答えようとせず、後日フォローする姿勢も大切
もし声をかけられる機会があれば、まずは小さな規模のセミナーから挑戦してみてください。

