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洗濯物をたたまない生活のすすめ|時短につながる洗濯動線の作り方

暮らしのアイデア

洗濯で一番時間と手間がかかるのは「たたむ」作業

洗濯という家事の中で、最も時間と手間がかかる工程はどこだと思いますか?

洗濯機を回すのはボタン一つで数分、干す作業も慣れれば15分程度。しかしたたむ作業は、種類ごとに仕分けて、きれいに折りたたんで、引き出しや棚に収納するまで、工程が多くまとまった時間と集中力が必要です。

一人暮らしでも週30〜45分、家族4人なら週1〜2時間以上がたたむ作業に消えているといわれます。年間に換算すると50〜100時間以上です。「たたまない」という選択をするだけで、この時間を丸ごと取り戻せます。

この記事では、たたむ作業をなくすための3つのアプローチ、ハンガー収納への移行方法、洗濯動線の最適化、さらに家族がいる場合の工夫まで、実践的に解説します。

たたまないことへの罪悪感は不要

「たたまなくていいの?」と感じる人もいるかもしれません。きれいにたたんで整理するのが「ちゃんとした家事」というイメージがあるからです。

しかし、クローゼットや引き出しの中を誰かに見せる機会はほとんどありません。大切なのは、自分と家族が毎日快適に生活できることであり、収納の見た目の美しさではありません。

また、たたみ方が美しくても管理が追いつかなくて洗濯物が積み上がった状態の方が、よっぽど生活の質が下がります。「たたまない=ズボラ」ではなく「たたまない=賢い時短」という考え方に切り替えてみてください。

たたまない収納の3つのアプローチ

アプローチ1:ハンガーのままクローゼットにしまう

最もシンプルで効果が高い方法が、干したハンガーをそのままクローゼットに移す方法です。乾いたらハンガーパイプに移すだけで、たたむ工程が完全にゼロになります。

このやり方を実現するための重要なポイントは、洗濯用ハンガーとクローゼット用ハンガーを同じ種類に統一することです。ハンガーの形が違うと「移し替え」が発生してしまい、手間が増えます。同じハンガーで統一すれば、干す→しまうが完全に一動作で完結します。

ハンガー収納に向いているアイテムは多くあります。Tシャツ・ポロシャツ・シャツ・カーディガン・ジャケット・ワンピース・スカートはすべてハンガー収納に切り替えられます。パンツ(ズボン)もパンツ専用ハンガーやクリップハンガーを使えば、たたまずに収納できます。

ハンガーの種類はMAWAハンガーや無印良品のアルミハンガーのように薄くて滑りにくいタイプがおすすめです。ハンガーを統一することで、クローゼットの見た目も整い、服が取り出しやすくなります。

私もシャツやアウターはハンガーにかけたまま収納するようにしてから、たたむ手間が減り、シワも気にならなくなりました。

アプローチ2:たたまなくていいアイテムを「ポイッと収納」に切り替える

下着・靴下・タオルなど、たたむ手間がかかる割に「本当にたたむ意味があるのか?」と思えるアイテムがあります。これらは丸める・ポイッと入れる収納に切り替えましょう。

  • 靴下:2枚を重ねて丸めて収納ボックスに投げ入れるだけ
  • 下着:きれいにたたまず引き出しのボックスにポイッと入れるだけ
  • タオル:三つ折りにしてかごに立てて並べるだけ

これらのアイテムに完璧な折り目は必要ありません。着用すればシワは消えますし、そもそも見られる機会もほぼありません。「ポイッと入れるだけ」が実現できる収納ボックスや引き出しを使うことがポイントです。

収納ボックスはカテゴリー別(靴下・下着・部屋着など)に分けておくと、探す手間もなくなります。

アプローチ3:「仮置きかご」で時間的プレッシャーをなくす

すぐにしまえないときや、どうしてもたたむ気力が出ないときのために、乾いた洗濯物をいったん入れておく「仮置きかご」を用意する方法があります。

その日はかごに入れておいて、翌日や週末にしまう。急いでいるときはかごから直接着てもOK。完全にたたまないわけではありませんが、「今日中にたたまなければ」というプレッシャーから解放されるだけで、洗濯への心理的ストレスが大幅に減ります。

仮置きかごは家族共用の1つにしても、家族ごとに分けてもOKです。個人ごとに分けておくと、仕分けの手間もなくなります。

ハンガー収納に移行するための準備

ハンガー収納に全面移行するためには、事前にいくつかの準備が必要です。

ハンガーを全種類統一する

まず自宅のハンガーをすべて同じ種類に買い替えます。バラバラなハンガーが混在していると干す→しまうがスムーズにいきません。統一するハンガーの枚数は、現在持っている服の枚数プラス10〜15枚が目安です。

ハンガーを統一することで得られるメリットは3つあります。クローゼットの見た目が一気に整う、服を取り出しやすくなる、洗濯時と収納時でハンガーを使い回せる——この3点です。

クローゼットに十分なハンガースペースを確保する

ハンガー収納に移行するには、クローゼットのハンガーパイプに十分な空きが必要です。ハンガーが密集していると服が取り出しにくく、シワにもなりやすいです。目安としてハンガー同士の間隔が指1本入るくらいの余裕があると理想的です。

スペースが足りない場合は、ハンガー収納への移行と同時に着ていない服を手放すことをおすすめします。1年間一度も着なかった服は、今後も着る可能性が低いです。

洗濯動線を最適化する

「たたまない」だけでなく、洗濯全体の動線を見直すことで、さらに家事時間を短縮できます。

干す場所としまう場所を近づける

洗濯の動線で意外と時間がかかるのが「移動」です。洗濯機→干す場所→しまう場所の距離が遠いほど、時間とエネルギーが余分にかかります。室内干しを取り入れている場合は、干すスペースをクローゼットや収納に近い場所に設けることで、乾いたら数歩でしまえる環境が実現します。

洗濯物を出す場所を1箇所に集約する

家族がいると、脱いだ服が洗面所・リビング・各部屋にバラバラに置かれることがあります。洗濯物を入れるかごを家の中に1箇所(または家族人数分の定位置に)決め、「脱いだらここに入れる」のルールを徹底するだけで、集める作業がゼロになります。

家族ごとのかごで仕分けをなくす

家族がいる場合、「だれの洗濯物かを仕分ける」作業も意外と時間がかかります。最初から家族ごとに別のかごで干すことで、乾いたらそのままそれぞれの部屋に置くだけで完結します。仕分けの手間が完全になくなります。

私の体験談

会社員時代は、洗濯物をたたむ時間すら惜しいと感じることがよくありました。フリーランスになって時間の使い方が自由になった今でも、「たたむ」という作業自体は、正直あまり好きではありません。

そこで記事内で紹介されているような「ハンガーにかけたまま収納する」スタイルを一部取り入れてみました。特にシャツやアウター類はハンガー収納にしたところ、たたむ手間が減っただけでなく、シワも気にならなくなりました。**「全部をたたまない」ではなく「たたまなくていいものだけ減らす」**という発想が、私には合っていたように感じます。

まとめ

洗濯物をたたむ作業は、家事の中でも特に時間と手間がかかる工程です。「たたまない」という選択をするだけで、週に数十分〜1時間以上の時間を取り戻せます。

  • ハンガーのままクローゼットにしまうでたたむ工程をゼロにする
  • 下着・靴下・タオルはポイッと入れるだけの収納に切り替える
  • 仮置きかごを活用して「今日中にたたまなければ」プレッシャーをなくす
  • 洗濯動線を最適化して移動・仕分けの手間も同時に削減する

最初から全部変える必要はありません。まず靴下と下着を「ポイッと入れる収納」に変えるだけでも、小さな解放感を感じられるはずです。その体験が、洗濯への意識を変える第一歩になります。

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